月経のお悩み

月経

月経の周期が乱れる・出血が長く続く・月経以外の時期に出血があるといった変化は、体からの大切なサインの場合があります。ストレスや生活リズムの乱れが原因のこともあれば、ホルモンバランスの異常や子宮・卵巣の病気が隠れていることもあります。
当院では、月経不順・不正出血・月経困難症・PMSなど、月経にまつわるあらゆるお悩みに対応しています。
「様子を見てもいいのかな?」と迷う症状でも、早めにご相談いただくことで、適切な治療につなげることができます。気になる変化があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

月経不順

月経不順に悩まれている方は非常に多いのですが、医療機関を受診せず、ご自身だけで対応されているケースも少なくありません。
しかし月経不順の原因などを突き止めることにより、その後のQOL(生活の質)が改善します。
おひとりで悩まず、まずは当院をご受診ください。
なお、月経不順には下表のようなタイプがあります。

稀発月経

  • 月経の周期が極端に長くなり、39日以上の間隔が開くタイプの月経不順です
  • 主な原因としては、卵巣の働きが不十分なため、ホルモンが順調に分泌されていないことが考えられます
  • 稀発月経でも排卵があるのなら妊娠・出産は不可能とは言えません
  • ただし、無排卵周期になっているケースも少なくありません
  • しばらく様子をみて、周期の長い状態が続くようなら、ホルモンバランスの状態や排卵の有無を調べたほうがよいでしょう

頻発月経

  • 月経周期が短くなり、24日以下のサイクルになるタイプの月経不順です
  • 主な原因としては、ストレスによるホルモン分泌の乱れや卵巣機能の低下が考えられます
  • 患者さまの中には、黄体ホルモンの分泌が不十分で、排卵日から月経開始までの期間が短くなるケースもあります
  • 黄体ホルモンが不足すると、子宮内膜が十分に成熟しないため、妊娠しにくかったり、妊娠しても流産しやすくなったりします
  • 妊娠出産を望んでいる方は、早めに婦人科を受診し、ホルモンの分泌状態を調べたほうがよいでしょう

過長月経

  • 過長月経は、月経期間が8日以上続く状態です
  • 主な原因としては、ホルモンバランスの乱れや子宮の病気が考えられます
  • 女性ホルモンの分泌に関係する器官に何らかのトラブルがあって無排卵周期になっていることが考えられます
  • 黄体ホルモンの分泌が不十分なために黄体機能不全になっていることもあります

過多月経

  • 過多月経では、出血量が増える、経血にレバー状のかたまりが混じる、月経痛がひどいなどの症状が見られます
  • 一過性のこともありますが、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜炎、子宮がんなどが潜んでいることもあるので、婦人科で必要な検査を受けるようにしましょう

過少月経・過短月経

  • 過少月経は、経血量が極端に少ない状態です
  • 過短月経は、一回の月経期間が2日以内で終わってしまうような場合です
  • 女性ホルモンの分泌量が少ないため子宮内膜が厚くならない、あるいは子宮の発育不全などのほか、甲状腺機能の異常が原因のこともあります
  • 月経は来ても排卵の無い無排卵月経になっているケースも少なくないので、長く放置すると不妊の原因にもなりえます
  • ホルモン剤などによる治療が必要なケースもあります

PMS

PMS(月経前症候群)は、月経の2週間~1週間くらい前から精神的・肉体的な不快症状が起こり、月経開始とともに減少したり消えたりする状態です。
症状の出方は患者さまによって異なりますが、手足のむくみ、頭痛、乳房の痛み、腰痛、食欲不振、倦怠感、イライラ感、怒りっぽい、抑うつなどが起こります。
治療においては、患者さまにみられている症状に合わせて、ホルモン治療や漢方による治療を行います。

不正出血

不正出血とは、月経の時期以外に見られる出血のことを意味しています。
このなかには、子宮がんや子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、クラジミアなどの病気が潜んでいることもあるので、まずは医療機関を受診し、必要な検査を受けることが重要です。

月経困難症

月経困難症は、月経時に下腹部痛や腰痛、頭痛、下痢、便秘、イライラ感などの不快な症状が出現し、仕事や家事、学業などに影響が出ている状態です。
このなかには、子宮内膜症などの病気によって引き起こされる「器質性月経困難症」と、特段の病気は潜んでいない「機能性月経困難症」があります。
当院では、患者さまのそれぞれの症状に寄り添い治療法を提示します。誰にでも起こりうる月経痛と思わず、10代からでも医療機関を受診し、痛みなどの症状を和らげる治療を受けるようお勧めいたします。